564 :名無しさん@おーぷん : 2018/09/21(金)15:15:29 ID:0xy
我が家には家訓(?)があって、その内容が『故人のことを3つのエピソードで語り継ぐこと』
並びに『生きている間に子孫に語り継ぐエピソードを築くこと』というもの。
まあハッキリと明文化されてないから、勝手に言葉で補完しているけど、
大体内容はこんな感じ。
元から、我が家は代々続く田舎百姓の家で、
大した家柄でもなく地主でもないけど、300年くらい続いてる。
そこで先祖の人の話がずーっと口伝えで伝えられてきた。
例えば先祖のおミツさんは、参勤交代中のお侍さんに
「これこれそこの百姓や。今何時じゃ」と声をかけられた。
そこでおミツさんは突然のことに驚いて「はい、飯時でございます」って答えた。
そうするとお侍さんが笑って「確かにその通りだ」と笑った…という話とか。
まあご先祖様各々色んな話があるけれど、3つと決めたのは曽祖父だった。
その理由が、長男を幼少期に水難事故で亡くし、
三男は戦争で亡くした。(次男は私の祖父)
親より先に子供を見送って、誰かに覚えておいてもらいたかったらしい。
『人は二度死ぬ』っていうあれを信じてたみたい。(宗派は違うけど)
それから家訓になった。
それまでが前提で、
つい最近父が亡くなって、家族みんなで何を語り継ぐか考えた。
そして週末、父の3つの話を代々の語り草を綴った帳に記す。
寂しいことだけれど、内容は面白おかしいものにしてみた。
自分が死ぬ時に子どもたちはなんと書いてくれるだろうか、
自分は人生の中で何を残せるか。
変わった家訓だけれど、3つしか残せないのはなんだか切ない。
コメント一覧
家訓だ何だとか言って曾祖父の代で3つにしたんなら
自分の代で「3つくらい」とか緩い縛りにしたらいいじゃん
そんで「あんなこともあったねー」とか笑いながら送ってくれたらいいのではないかと思う