コピペ運動会

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「うっわおもしれえ！　腹の皮がよじれる！　キンタマが跳ねる！
笑い過ぎて息ができねえ助けて……」ってタイプのネタじゃないけど、
こんなお母さんとお母さんに教育されてきた息子に大きな不幸が
襲いかかることは少ないんだろうな、幸せっていうのは穏やかさと
凡庸さのなかの自然な笑顔なんだなってことが痛感できる意味で
面白いとかいいなぁと思うよ。俺みたいに物心ついた頃から毒母に
「あんたは１歳の頃、あたしの鏡台で遊んでてあたしの大切にしてた
ルビーの指輪をどっかに失くした」って事あるごとに責め立てられて、
テストの点数がよくなくて「なんでこんなに」って思うぐらい長時間
怒鳴られながら蹴られても「俺は母さんの宝物をなくしたんだから」と
自分に言い聞かせて育ち、その母が亡くなった後、伯母に「あんたさ、
指輪のことであの女にいじめられてたらしいけど、あれはあんたの
お父さんが奪って愛人にやったんだよ。もちろんあの女も知ってる。
でも自尊心が強いから旦那に裏切られたと思いたくなかったんだね、
赤ん坊だったあんたのせいってことにしておけばあきらめもつくし、
自分の子供ならいじめてやれるからって言ってたよ」と告白されて
そのときにはすでに人間性がすっかり歪んでた奴からするとね。