通常表示に戻る

空白・改行を保持して表示します。横にスクロールできます。

564 :774RR:2009/07/30(木) 03:16:43 ID:S0+aKj4p
高校のときエイプが欲しくてバイトもせずに親にねだってた。
「なんで買ってくれねぇんだよ!」ってキレたこともあった。

17歳の誕生日の日、家に一台の軽トラが止まった。近所のバイク屋のおっちゃんが
「○○君、誕生日おめでとう。お母さんからだよ。」といってバイクを荷台から降ろした。

そのバイクはカブだった。

母が家から恥ずかしそうに出てきて、「おめでとう○○。はい、これも」と交通安全のお守りを渡してくれた。

俺はそのとき母にこういった「は?これエイプじゃねぇじゃん。なんでよりによってカブなんだよ。」

母は泣きそうな顔になりながら「ごめん」と一言いって家に入っていった。

当時の俺はどうしようもなくアホでした。母はカブを買うために半年パートの給料を貯めたそうだ。

今年22歳。今でもカブはセカンドバイクとして手元にあります。走行距離は4万キロを突破しましたが、まだまだ走れる。

このカブには母の思いと、今までカブと共に走ってきた沢山の思い出がある。

カブで事故してフロントが大破し、右足を骨折したとき母は真っ先に僕の体を心配してくれた。
「母さんごめん。カブが…」
「あんたそれより自分の体を心配しなさい」

カブは自分でバイトしたお金で直した。本当に直ったときは嬉しくて涙がでた。

今なら言える。
「母さんありがとう。」
これからは母さんに恩返しできるように立派な人間になろうと思う。