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朝日に目を細め、穏やかな笑顔の二人。
「故郷に帰ったら、またのび太の奴、いじめてやろうぜ」
「そ、そうだね、もし帰れたら」
「ははは」
「おーい、剛田君、骨川君、時間だよ」
「あ、小池さん」
「はい!今行きます!」
ゆっくりと飛行場へ向かう二人と小池。
そこにのび太が走ってきた。
「ま、待ってよ!ジャイアン!スネ夫!ぼくも行くよ!
山本さんも、山口さんも、パイロットのみんなも、
良い人だったのに、折角友達になれたのに・・・ぼくより先にしんじゃった。
もう友達が死んでいくのを見るのはいっぱいだ!
せめて・・・一緒に・・・良いでしょ?ねぇ、良いでしょ!?」
「のび太・・・」
ジャイアン、スネ夫に躊躇いの色が現れる。
「・・・駄目だ、のび太君」
小池がのび太の肩を掴んで諭す。
「小池さん・・・」
「君とドラえもん君には、まだやってもらわなきゃいけない事がある。
ここで君が死ぬわけにはいかないんだ。判るね、忘れたわけじゃないだろう?」
「・・・という事だよ。悪いなのび太。この飛行機は二人分しかないんだ。
悪いけどのび太は連れて行けないな」
「だ、だけど!」
「のび太のくせに!」
「ジャ・・・」
「のび太のくせに・・・いつまでも生意気言うと・・・」
日に向かう後姿のジャイアン、一筋の光が彼の頬を伝って風に乗った。
「・・・また、帰ってからぶっとばすからな・・・」
ゆっくりと歩き始めたジャイアン。
少し遅れてスネ夫が続く。
ジャイアンが歩きながら歌い始めた彼の歌がいつまでものび太の耳に残り、
そしてのび太にとってはそれが彼らの最後の姿になった。