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[35]名無しさん@恐縮です [] 2010/01/14(木) 18:27:18 ID:2rm7+G2sO
学生時代、クラスで気になる娘がいた。
大人しく清楚で、そこはかとなく白百合を感じさせるような娘だった。
もちろん俺は会話したことなく(その子自身、特定の真面目グループとしか会話してなく)
俺の一方的な片思いだった。
その年の秋の文化祭、クラスで喫茶店を行った。
偶然、その娘と同じシフトとなり、打ち合わせで初めて会話することが出来た。
実際会話してみると暗い娘なんかではなく、俺のつまらないジョークにも心から笑ってくれた。
文化祭、自分達のシフトの時にお客さんが多かったことに二人して喜んだ。
文化祭が終わった後、俺は思い切ってその娘をデートに誘った。
「どこに連れて行ってくれるの?」
意外にも、その娘は小悪魔のような瞳を輝かせてOKしてくれた。
初デートには映画を選んだ。
まあ、二流の恋愛物だったが、途中、その娘の手をそっと触ると、強く握り返してくれた。
映画の後にボウリングに誘ったのはほんの気まぐれだった。
なぜその娘の瞳が輝いたのかは、その時には理解出来なかった。
「ボウリングやったことある?」
俺の質問に「う、うん」とあいまいな返事が返ってきた。
ボウリング場でその娘が15オンスのボールを選んだ時、俺の中の何かが警告音を発した。
その娘の運命の第一投、
完璧なフォームから投じられたボールはスピンを描いてピンを全てなぎ倒した。
「ょっしゃーー」
ガッツポーズで振り返るその娘の笑顔と共に俺の初恋は終わった。