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748 :異邦人さん:2010/01/27(水) 14:38:56 ID:e4KJBA8/
雨季のインドで
バラナシに滞在しているときに
ガートからガンジス川を眺めていたら、女の子が絵葉書を売りにやってきた。
高いから買わないよってあしらっていたのだが、そのうち女の子が一緒に遊ぼうと言ってきた。
近くに母親も居たので、了解を得た上で遊んでいた。僕にとっては良い時間つぶし。
ま、一緒にご飯を食べたり、観光客向けの席でプジャーを見たり、サールナートに行ったり。
そしたら、バラナシを離れる前日母親が、一緒にうちでご飯を食べようって言って来た。
少々不安に思いながらも付いていった家は、三畳一間くらいの石造りの小さい部屋。
キッチンもトイレも無く、食事は1台のガスコンロでご飯を炊いた後、カレーを作ってくれた。
母親は、お前はこの子が一生体験することが出来ないようなプレゼントをしてくれたお返しだよと。
旅行者にご飯をご馳走するなんて、裕福でない家庭にとって大変だったと思う。
そして次の日、ゲストハウスをチェックアウトすると女の子がゲストハウスの前で雨の中待っていた。
母親のところに行き、じゃ帰るねと言ったら、
「また、来るんだよ。お前のことは一生忘れないから」って。
リクシャーで、ゴードウリャーの交差点から女の子にサヨナラするとき、
女の子がボロボロ泣き出した。
僕も貰い泣きしながら、また来るからねって約束してバラナシを離れた。
ボラレたり、価格交渉で疲れたりのインド。睡眠薬を飲まされるのでは?の心配もあったけど、
ご馳走になって、本当に良かった。唯一、インドで癒された時間だった。正直、不安だったけど。
そして、インドで食べたご飯で一番美味しかった。
この家族のお陰で、僕のインド旅行が素敵な思い出へと変わりました。ありがとう。