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634 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2010/03 /07(日) 03:44:35.36 ID:Mf9toCAK0
人も減ってきたからここらで箸休めに俺の話でも聞いてくれ、ありきたりの話ですまないが
学生時代はバイトで最寄り駅着くのは12時少し前くらいの時間で
そこから行きつけのやっすいバーで飲んでから下宿に帰る毎日だったんだ
毎日通うもんだから常連客同士顔見知りになるんだけどなんとなくノリに馴染めずにいたんだけど
常連の中で60歳過ぎのおっさんがいて、その人とだけは話せるようになったんだ
田舎の自分の親父と年が近い人だったし
なにより吸ってる煙草が珍しい銘柄だったんだが偶然俺と同じで
まあ友達少ない寂しさもあって色んなことをおっさんと話したよ
おっさんも会社退職して
現役の時は金がなくて行けなかった大学に行ってるってことでさ
友達少ない学生同士結構盛り上がったもんだよ
でもまあ結局4回生の前期で単位とり終えて、
ゼミも入ってなかったもんだからあとは卒業式だけって形でさ
ちょうどその頃バイト先が潰れちまって
家賃も食費とかも自分で払ってたしいい機会だからってことで田舎に戻ったんだよね
で、去年、転職したんだけどさ、その時に卒業証明書がいるから旅行がてら大学まで取りに行ったのね
家が九州だから泊まりだったしふと思い立ってあの時通ってたバーに行ってみたんだよ
当時バイトだった経済学部のヤツが店長やっててさ、びっくりした。
そんでおっさんのことを思い出してそいつに聞いたんだよね
そしたら「そもそもそんなおっさんは居なかった、お前よく独り言言いながら笑顔で飲んでたじゃんww
結構インパクトある客だったからよく覚えてるよ。」
なんて言い出してさ。
当時の常連客なんてもう全く居なかったし確かめる術はなかったけどなんか怖かったよ。