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<無煙映画大賞>
「おと な り」 監督=熊澤尚人 製作・配給=ジェイ・ストーム
大人の恋をテーマにした映画が無煙でとても好感が持てます。その上街中や喫茶店の場面でも「たばこ」の文字や灰皿などもなく完璧なタバコフリーフィルムです。
都会のアパートに住むカメラマンの聡と花屋に勤める七緒は隣同士ですがお互いに顔は見たことがありません。お互いの生活する音だけがなにかほっとさせる存在なのでした。二人にはそれぞれ男女がからんだ小さな事件が起こりますがなかなか二人は出会わないのです。いつになったら出会うのかちょっとイライラさせられながら物語は展開していきます。
おとなの恋を扱った作品ですが無煙でした。その上タバコフリーです。
・コンビニで買い物するシーン。いつもならここで店員の後ろにタバコがズラリなのですが、タバコフリー。
・コンビニの看板に付き物なのが「酒・たばこ」。しかし「酒」のみでタバコはありません。(コンビニはファミリーマート)
・ふたりがすれちがいながらも通っている喫茶店。ここも灰皿なしのタバコフリー。
・後半で二人が出会う高校の同窓会の懇親会場もタバコフリー。
無煙映画担当としては「熊澤監督はもしかして無煙映画評を読んでいるのではないか」と思わせるほど完璧なタバコフリーフィルムでした。
上映館のリニューアルした新宿ピカデリーも全館禁煙でした。
<汚い灰皿賞>
「少年メリケンサック」 宮藤官九郎 監督
25年前のパンクバンドを復活させようという音楽プロと中年になったバンドメンバーとのドタバタ劇です。着眼点は面白いし、キャストもなかなかの役者がそろっていますが、なにか大きなものが足りないのでただのうるさいドタバタ劇でしかありませんでした。才能のある宮藤監督だがニコチンで脳が働かなくなっているんじゃないのかしら。残念ですね。と言いたくなるくらい喫煙シーンの多いモクモク映画でした。特に佐藤浩市扮するギタリストは常にタバコを手放さず満員の車の中でも喫煙します。高校生の時代にも喫煙。ライブハウスや食堂のシーンでも客の多くが喫煙。これでは出演者はたまったものではありません。無煙だったのは音楽プロのオフィスのシーンくらいでした。
また、酔っぱらったおっさんたちが酒の勢いで行くハダカ同然の服を着た女性がいる何とかマッサージの店には「禁煙ルームあります」の看板が嫌みのようにぶら下がっていました。宮藤ってホントにいやなやつですね。
受動喫煙で健康被害は受けるし、「篤姫」のあとの最初の主演映画がこんな迷画で宮崎あおいはかわいそう。次回からはもっと監督を選びましょう。