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699 :本当にあった怖い名無し :2010/11/10(水) 09:31:45 ID:b1B+pNbE0

そう言えば、田舎のジイちゃんが亡くなった時にはお布団の上にギラリと抜き身の日本刀が載せてあって、見てるだけでドキドキしたな。
ジイちゃんが身動きしたら、こっちに滑り落ちてくる。そしたら、誰かの膝小僧がサクッて切れる。
どうか、ジイちゃん、じっとしてて…。これは当時のオイラの妄想。
御通夜の年寄りの話で、
「ああしておかんと、おじいちゃんの魂があたりにお別れのあいさつ回りをしているあいだに、もんもが入って、勝手に体を動かすことがある。ああやって、家で一番大きな刃物を載せておけば、もんもは入れんがじゃ」
山刀でも、包丁でも、なければ鎌でもいいと言っていた。
「もんも」が何かはわからなかった。

その数年後に同じうちのバアちゃんが亡くなった。そのときは只の大きめな出刃庖丁だったので、ホッとしたような残念だったような。
ジイちゃんの葬式の後、物入りだったので、日本刀は若干の足しになったらしい。
どこも錆びてなくて、ほんとうに綺麗な刀だったから、もう一度見てみたいな。