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とある大学に、他人を気遣い模範的な振る舞いを遂行する学部長がいた。
ある日、教授会議の場に天使が現れ、今までの善行のご褒美として、神さまが永遠の富・永遠の英知・永遠の美貌の中から一つを与えてくださると伝えた。
学部長は、ためらうことなく永遠の英知を選んだ。
「よろしい」
天使はそう言うと、稲妻が走る煙の中へと消えていった。
その場に居合わせた者は皆、かすかな後光に照らされる学部長に視線を向けた。
一人の同僚がささやいた。
「なにか話してくれ」
永遠の英知を得た学部長はため息をつき、こう言った。
「永遠の富を選ぶべきだった」