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船が難破し、ジョニーとサムという二人の男が無人島にたどり着いた。二人は流れ着いた
荷物を集め、食料を分け合うと、ジョニーがサムに提案した。
「なあ、あそこに高い椰子の木があるだろ?」
「ああ」
「あのてっぺんに交替で昇って、船が通りかからないか見張ることにしないか?」
「そうしよう」
そう言うと、ジョニーは椰子の木に登り、サムは休んだ。
5分ほど経つと、ジョニーが木の上から叫んだ。
「俺の食料を喰うな!」
ジョニーが椰子の木から下りてサムに走り寄ると、サムは慌てて言った。
「誤解だよ!俺はお前の食料なんて食ってないよ」
「本当か?」
「本当だよ!」
ジョニーは納得し、再び椰子の木に登った。
だがまた5分ほど経つと、ジョニーが木の上から叫んだ。
「俺の食料を喰うなって言ってるだろ!」
サムは慌てて椰子の木まで駆け寄り、てっぺんのジョニーに向かって大声で言った。
「誤解だってば!」
しかしまた5分ほどすると、ジョニーは同じことを叫んだ。
サムはきっとジョニーは疲れているのだと思い、見張りを交替すると提案した。
ジョニーは訝しがりながらもサムと交替した。
サムは椰子の木のてっぺんまで登り、海の彼方に船の姿を探した。
そしてジョニーの方を見ると、思わず笑ってしまった。
「わはははっ。ここから見ると、まるで本当に俺の食料を喰ってるように見えるな」