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母親Aと母親Bが、1人の若くて美しい娘を連れ王の前にやって来た。
「王様、聞いてください。この娘をわたしの息子と結婚させたいんです」
「違います!王様、この娘はわたしの息子と結婚するんです」
「あなた何よ!わたしの息子に決まってるでしょ!」
「あなたこそ何よ!!わたしの息子だって言ってるの!!」
2人の言い争いは終わる気配もないので、王は言った。
「ではこうしよう。私がこの娘を、斧で真っ二つに切ってしまおう。
そうして母親Aは右半分、母親Bは左半分を持ち帰り、それぞれ息子と結婚させればよい」
それを聞いて母親Aは大喜び。
「さっすが王様!スパッと切っちゃってくださいね、スパッと」
しかし母親Bは、慈愛に満ちた涙を流して反対した。
「王様。無用な血は流すべきではありません。そんなかわいそうなことをするなら、わたしはおとなしく引き下がります」
賢い王は、それぞれの言葉を聞いて静かに言い渡した。
「母親A。お前の勝ちだ。この娘を連れて行きなさい」
「王様?母親Aは娘を真っ二つに切ってしまえと言った方ですよ??」
「だからこそ姑にふさわしい」