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11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/13(土) 10:28:31.86 ID:v9HNATUa0
876 :優しい名無しさん :2009/08/12(水) 22:41:20 ID:vuY1rBnk0
公園で暇を潰していると汚らしい猫を見つけた。
猫は全身に腐臭を纏っていた。左目が無かった。
死にかけの猫をどうすればいいか分からなかった。。
猫は弱々しく這いずりながら俺の方へと向かってきた。右足を引きずるように歩いてくる。
「にゃ・・・」と口から音を発したらしいが、それは鳴き声には聞こえなかった。
黙ったまま眺めているといよいよ猫は俺に迫ってきた。
俺は抱えてやる事にした。
手を伸ばして小さな身体を持つと右足に動く米粒がついているのが分かった。
蛆だった。
俺は悲鳴をあげて猫を放り投げた。
地面にべしゃっと叩きつけられた猫は少しの間だけ四肢をぴーんと伸ばしていたがすぐに力が抜けてだらしなく横になった。
恐る恐る近寄って猫の様子を窺った。棒切れで突付いても何の反応も無い。死んでいた。右足の蛆が元気に猫の身体を貪っている。
「こら!」

14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/08/13(土) 10:30:07.04 ID:v9HNATUa0
877 :黒ムツさん:2009/08/12(水) 22:43:44 ID:vuY1rBnk0
不意に背後から怒声が聞こえた。振り返ると中年の女が憤然とした態度で立っていた。女は歩み寄ってくるといきなり俺の頬を叩いた。
あまりにも突然過ぎる事態に呆気にとられている俺に女は苛立った調子でやかましく一気にまくし立てた。
「私、見てたよ。あんたがその猫を投げるところをね。なんなの? こんな弱い動物を虐めて楽しいの? ねぇ? 死んだよ。
この猫、死んだんだよ。命をなんだと思ってるの? 自分が楽しければなんだっていいの? 可哀想だって思わないの? ふざけてんじゃないわよ!!」
関わってはいけない類の人間だとすぐに悟った。女の言葉を無視して回れ右をし、後ろから衣服を引っ張られたが振り切って公園から出て行こうとしたが、
「あんたみたいな糞ガキが世の中を悪くすんのよ!! 今度は人でも殺す気かしらねぇっ!?」
・・・俺は再び回れ右をして女の元に戻る。

878 :黒ムツさん:2009/08/12(水) 22:46:52 ID:vuY1rBnk0
醜い形相で睨みつけてくるのを気にせず、いつの間にか全身を蛆が侵略しつつある猫の死体を抱えあげて、女に押し付けてやった。
女はきょんとした顔で受け取って、猫に慈しむ様な視線を向けた。が、それは数秒と経たないうちに驚愕に染まり、そして嫌悪に変わった。
「きゃああああ!!」 女は悲鳴をあげて先ほどの俺と同じように猫を放り捨てた。
その瞬間、俺は爆笑した。汚らしい者に触れてしまったという表情で必死に両手を衣服で拭っている女に腹の底からの笑声を浴びせてやった。
女は顔面を真っ赤にして罵声を撒き散らしていた。俺は猫の死体を女に向けて全力で蹴った。猫の砲弾と蛆の散弾に撃たれた女は甲高い悲鳴をあげてすっ転んだ。
俺はゲラゲラ笑いながら公園から走り去った。