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アフリカの奥地で発見された類人猿に近いゴリラのような雌。
学会では大騒ぎになり,科学者たちはこれが失われた輪(ミッシング・リング)ではないかと確信をいだいた。
これを証明するためには人間とこの生物をつがわせ,そこに生まれてくる子供の性質を調べる必要があった。
そこで科学者たちは,新聞に「5千ドルで類人猿とつがう男性を求む」との広告を出したのである。

翌朝,ミケノビッチという青年がさっそく応募してきた。
彼は科学の進歩のために喜んでこの実験の手伝いをしたいと言うのである。
「しかし」彼は言った。
「条件が3つあります」
科学者たちはそれを聞くことにした。

「まず第一に」青年は言った。「家内には内緒にすること」
「第二に,生まれた子供は,今後何不自由なく暮らせるように配慮すること」
「第三に」と彼は言った。

「料金の5千ドルはローンにしていただきたい。5千ドルを今すぐ準備するのは難しいものですから」