通常表示に戻る

空白・改行を保持して表示します。横にスクロールできます。

ある時、イエスが弟子たちを連れて街中を闊歩していると
一人の女性が民衆から石を投げつけられていた。
なぜこんなことをしているのかと、弟子が民衆の一人に問うと、
「この女は罪人だからだ」と答えた。
イエスは女に石を投げる人々に向かってこういった。
「この中で、今まで一度も、心の中ですら
 姦淫の罪を犯したことのない者のみ石を投げるがよい」


人々がもし

アメリカ人だったら:
「私は誇りを持って武器を取る!」と石をぶつける。
ついでに心の中というプライベートな問題に踏み込もうとしたイエスを告訴する。

フランス人だったら:
心の中の姦淫という罪なき甘美を責めるイエスに
猛烈に石を投げ始める。

ドイツ人だったら:
辺りが一瞬、しーんと静まり返る。
そして「でも法律だから。」という誰かの独り言に目を覚まし、
やっぱり石を投げる。

イギリス人だったら:
一同、こりゃ一本取られたとばかりにファーッファッファと大笑いする。
そして石を投げる。

イタリア人だったら:
絶妙なとんちで騎士のごとく女を救い、
そのハートをつかもうとしたイエスの手練手管に感心する。
そもそも、最初から何が罪だったのかよくわかっていない。

日本人だったら:
人から責められたのでバツが悪くなって投石を止める。
しかし、まわりのみんなが投げているので再び投げ出す。

韓国人だったら:
そもそも女に石など投げていない。女が罪を犯したのは
日本人の所為だからと、日本人に石を投げる。