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353 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/08/18(土) 16:53:29.27 ID:3EM11qe10
これもかなり昔のことだな。
熱海の観光ホテルで1泊2日(2食付き)のバイトを募集していたんだな。
仕事の内容は厨房での配膳係。
バイト料はいくらだったか忘れたけど、
熱海に1泊できてお金をもらえる…と考えて応募したら採用された。
団体客の宴会の準備は戦争だったよ。
焼き魚用の皿だけでも絵柄を揃えて100枚近く並べるんだ。
片付けも大変だったぞ。
まあ、ようするにへとへとになって1:00頃風呂に入ったわけ。


354 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/08/18(土) 16:55:34.78 ID:3EM11qe10
風呂は8階建て(だったかな)の最上階でガラス張りの展望風呂。
客が入った後に従業員が入るという寸法だな。
たまたま同じ大学で茨城出身のヤツが「あーこわい、あーこわい」って言いながら体を洗ってるんだよな。
俺は身構えたね。
【俺】「な、何か変なもの見えるのか?」って聞いたさ。
【茨】「べ、別に。何で?」
【俺】「だって、こわいこわいって言うから…」
俺は固唾を飲んでヤツの返事を待った。


355 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2012/08/18(土) 16:57:52.97 ID:3EM11qe10
時間にすればほんの0.5秒程度だろうけど、この0.5秒はそれまでの人生でいちばん緊迫した0.5秒だった。
【俺】「こわいって言うから幽霊でも見えてるのかなと思って…」とたたみかけた。
【茨】「ああ、茨城では疲れたということをこわいって言うんだよ。」
ぬぁんと!
その夜は緊張がほぐれてよく眠れたと記憶している。
翌朝は5:00起床で朝食の準備と片付けだな。これも戦争だよ。
その後、「あーこわい、あーこわい」って言いながら茨君と一緒に風呂掃除をして任務完了。
青春の1ページだな。