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789 名前:大人になった名無しさん[sage] 投稿日:2007/07/05(木) 23:34:44
最近、スーパーの入り口すぐにスイカとかを
並べられてあるのを見かけるようになったけど、
スイカを見ると思い出すことがある。
自分が小学生の頃、すげー暑い真夏日に
友達とみんなで必死こいて遊んでた。
そしたら、ハット帽かぶった、ヒョロヒョロのじいちゃんが、
網に入ったでっかいスイカを、ヨロヨロしながら一人で運んでた。
たまに日陰に入って、汗を拭いたり、休憩したりしながら、
すげー大変そうだった。
あんまり可哀相だったから、友達と二人でそのじいちゃんに、
自分達が家までスイカ運びます、と申し出た。
じいちゃん最初は遠慮したんだけど、
結局、自分達の申し出を受け入れた。
そこから家は歩いて10分ぐらいのところで、
団地の2階か3階ぐらいだった。じいちゃんは満面の笑みで
「ありがとう、ありがとう、本当に助かったよ。」と、
何度も何度もお礼を言った。自分達も素直に嬉しかった。
だけど、じいちゃんが家のドアを開けた途端、奥から
「じいちゃんマジおせぇよ!使えねぇなぁ、ホント」と、声が聞こえ
自分達と同じぐらいの歳の子供が出てきた。多分、孫。
汗だくのじいちゃんを見ても、お礼の一言も言わないで
スイカを持つと部屋の奥に入っていった。
じいちゃんは自分達に「ごめんなぁ、ありがとう」と
悲しそうな表情で言った。自分達は何とも言えなくて
頭だけ下げて、階段を急いで降りた。
帰り道、小学生の少ない語彙じゃ自分らの気持ちを
伝え合うこともできなくて、二人でちょっとだけ泣いた。