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ズッコケ三人組のような学校を舞台にした物語では、長所短所がうまいこと割り振られており、
運動は出来ないが頭のいいハカセ枠、勉強は出来ないが身体能力は抜群の主人公枠のように、バランスが良くなっていた。
でも俺の学生時代はそんな感じじゃなかった。
帰宅部で、体育もよく休むタイプの奴は、総じて成績もあまり良くなかった。会話の面白さや容姿もイマイチだった。
逆に部活でキャプテンやる奴や、大会でそれなりの成績をだす奴は、成績も並以上、容姿もフツメン以上で、面白い奴だった。
特にバスケ部のキャプテンなんかは生徒会にも所属し、イケメンで、その後国立大医学部に進学した。
ステータスの合計値が決められていて、頭脳・身体能力・コミュ力・容姿などに割り振るという考え方をしていれば、
ズッコケ三人組やその他の学園モノ少年マンガのような世界観になるのかもしれない。
しかし実際は「意欲」の量が人生全てを決めているんじゃないだろうか。
意欲があれば勉強も部活も友人関係も容姿も全て頑張り、スペックを上げることができる。
意欲がなければ勉強も部活も友人関係も容姿も、何一つ頑張る気になれないので、全スペックが平均以下の人間になってしまう。
考えなければいけないのは、この意欲格差がどうして起きてしまうかなのではないか。
テストや部活で好成績をあげた人間や、「部長」や「委員長」などを積極的に引き受ける人間と、
成績が平均以下の帰宅部の人間の家庭環境を比べると、意欲の源泉になるものが見えてくるのではないだろうか。