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174 名前:本当にあった怖い名無し[sage] 投稿日:2009/04/20(月) 21:04:34 ID:sv7vVbhC0

子どもの頃の話。

子どもの頃、僕は2階建ての借家にすんでいた。
母親も仕事をしていたので、学校から帰っても自分一人のことが多かった。
ある日、夕方遅く学校から帰ってくると、家の中が暗い。
「おかあさ〜ん」と呼ぶと、2階からか小さな声で「はあ〜い」と
応える声がする。もういっかい呼ぶと「はあ〜い」。
自分を呼んでいるような気がして、2階へあがる。
階段をあがったところでまた母を呼ぶと、奥の部屋から「破あ〜い」と声がする。
奇妙な胸騒ぎと、いっこくも母に会いたいのとで、奥の部屋へゆっくりと
近づいていく。
そのとき、下で玄関を開ける音がする。母親があわただしく買い物袋をさげて
帰ってきた。「しゅんすけ、帰ってる〜?」明るい声で僕を呼んでいる。
僕はすっかり元気を取り戻して、階段を駆け下りていく。
そのとき、ふと奥の部屋に目をやる。
奥の部屋のドアがキキキとわずかに動いた。
そこには・・・
「雨漏りしているみたいだから直しておいた。
 それと浮遊霊も一緒に祓っておいたから、心配ないぜ」

「そこまでだ!」

駆け込んできた警察官に連行されるTさん。
流石の寺生まれでも国家権力には逆らえないんだって、その時僕は世の不条理を
ヒシヒシと肌で感じた。