367 名無しさん@恐縮です sage 2012/11/18(日) 22:50:18.67 ID:qm46og5s0
高橋和枝 享年70。1999年3月23日没 告別式では、波平役の 永井一郎 が涙ながらに弔辞を読んだ。
「カツオ、親より先に行く奴があるか」
そんなことをつぶやいてみてもただ空しいばかりです。
和枝がスタジオに来られなくなって、口には出さなかったけど、みんないつかはこのときが来ることを
覚悟していたはずです。でも、昨年、「サザエさん」 30周年記念パーティーに出席された
あなたのお元気な姿からは、こんなにも早くお別れが来るとは思いもよりませんでした。
昨日、友人の一人からファックスが入りました。
「まだまだお若い。人生これからだったでしょうに、ショックです」 とありました。日本中が悲しんでいます
三十年以上も昔、まだ三十代だったあなたは、アメリカテレビ番組の吹き替えで、尾羽打ち枯らした元女優の役を
静かに演じました。そして元の作品よりずっと良い作品にしてしまいました。凄い人だと思ったものです。
「サザエさん」 ではどんな時も、元気いっぱいでした。あなたが珍しく遅刻していらっしゃった日のことを
強く覚えています。「サザエさん」 録音日のその朝、あなたは手を骨折し、病院からスタジオ入りなさいました。
声が響いてさぞ痛かったに違いありません。出演仲間に台本をめくってもらいながら、でも、お声は元気いっぱいの
カツオでした。視聴者の皆さんは何も気付かなかったことでしょう。
あなたは決して泣き言をおっしゃいませんでした。まじめで一生懸命、大ベテランでありながら、いつも初心に
立ち返っていらっしゃいました。そして何より、「サザエさん」 と 「カツオ」 を心から愛していらっしゃいました。
私たちは、これからも 「サザエさん」 を続けていきます。「カツオ」 の後継者も頑張っています。
あなたの立派なお仕事はご家族の誇りとなり、支えとなっていくでしょう。美しい生き方でした。
そして澤山の感動をありがとう。おやすみなさい、和枝さん。
「カツオ、櫻が咲いたよ、散歩に行かんか」
(1999年3月27日 東京・平安祭典高円寺会館にて) 文藝春秋2011年1月号より
369 名無しさん@恐縮です sage 2012/11/18(日) 22:53:57.13 ID:qm46og5s0
>>367 訂正
誤…和枝がスタジオに来られなくなって、口には出さなかったけど、
正…和枝さんがスタジオに来られなくなって、口には出さなかったけど、