通常表示に戻る
空白・改行を保持して表示します。横にスクロールできます。
私は、専業主婦希望ではない。
今の仕事は面白いし、自分に向いていると思う。
正社員で、30歳にして年収500万という待遇は恵まれているほうだと思うし、手離す気はない。
しかし結婚して出産すれば、いくら手離す気はないと言っても、
手離さなければいけなくなる可能性がある。
うちの会社は、一応産休・育休の実績はある。
しかし、それはあくまで「妊娠9ヶ月まで働き、産休とって、翌年の3月まで育休を取ってから復職」という
ラッキーな(そう、これはあくまでラッキーな状況なのだ)人の場合である。
昨年、妊娠初期に切迫流産で長期入院になってしまった先輩は、
遠まわしに退職を迫られ、結局やめてしまった。
一度やめてしまえば、小さい子持ちの女性にとって、たとえパートでも復職は非常に難しい。
まず雇ってくれる会社がないし、あったとしても今度は預ける保育園がなかったりするからだ。
そして、もしも産まれた子どもが病弱だったり障害があったりしたら、それこそ復職は不可能になる。
また、産後の肥立ちが悪く、自分自身が働けない状態になってしまうことだってある。
うちの母がそのパターンだ。母は小学校の教師だったが、
私を産んだ後ちょっと動くだけで熱を出して倒れてしまう虚弱体質になってしまい、
復職できなかったと聞いている。
そういう時に、「働けないなら離婚しよう」と言いだすような男性だったり、
そうでなくても子どもの養育費もままならないような収入の男性だったりしたら困る。
女性とは、「働きたくても働けるとは限らない」性なのだ。
少なくとも、今の社会においてはそうだ。
選択肢は2つある。
出産を諦めるか、あるいは「専業主婦でもいいよ」という相手と結婚するか。
男性には、「子どもを産んで欲しい、でも共働きもして欲しい」というのは、
ものすごく贅沢な要求であることを知って欲しい。
たとえるなら、30歳地味顔中古女の私が、
「結婚するならイケメン高身長の医師か弁護士がいい」と言うのと同じくらい贅沢である。
いざとなったら妻を養う覚悟のある男が増えない限り、
または子持ち女性の就労環境がもうちょっとマシにならない限り、
少子化はますます進んでいくだろう。