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609 名前:水先案名無い人[] 投稿日:2013/10/08(火) 19:15:03.30 ID:vK49+u4n0
暇をもてあました若者数名が集まり、それぞれ嫌いなもの、怖いものを言いあっていく。
皆、「蜘蛛」「蛇」「蟻」などと言ってる中にひとり、
「いい若い者がくだらないものを怖がるとは情けない、世の中に怖いものなぞあるものか」
という男がいる。
本当に怖いものは無いのかとさんざん念を押しても「ないものはない!」と言う。
しかし、何度も念を押しているうちにしぶしぶ「実はある」という。何が怖いのかと聞くと「饅頭」。
その男は「饅頭の話をしているだけで気分が悪くなった」と言い出し、隣の部屋で寝てしまう。
そこで皆は「あいつは気に食わないから饅頭攻めにしてやろう」と、金を出し合い、
饅頭をたくさん買いこんで隣の部屋に投げ込む。
すると、男は怖がるどころか
「饅頭は作ってすぐに食べなければ風味が落ちる」
「やれやれ、こんな饅頭を怖いと言っているようじゃ…」などと言いながら
とうとう全部食べてしまった。
怒った皆が「本当のお前の怖いものは何だ!」と聞くと
「明日もう一度ここに来てください
こんな町人が作ったような饅頭よりずっと怖い饅頭をご覧に入れますよ」