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620: おさかなくわえた名無しさん 2014/03/05(水) 14:27:57.91 ID:59e/v/mc

かなり昔の話です。厳格で冗談も通じない頑固な父が犬を拾ってきた。
目も開いていない子犬で、犬種は不明。
動物嫌いの父がどうして犬を拾ってきたのかはわからないが
父はその犬を物凄く可愛がっていた。
私も母も妹もその犬に心奪われ8歳になるまで可愛がっていた。
その犬は成犬になっても小さくて、近所のおばさんや子供に絶大な人気を誇っていた。
見た目はゴールデンレトリバーの子犬そのもので本当に本当に可愛かった。
(獣医の見解だとおそらくチワワとダックスフンドのミックス)

621: おさかなくわえた名無しさん 2014/03/05(水) 14:29:02.53 ID:59e/v/mc

犬が8歳になっても見た目は子犬のようで、
あれだけ口うるさく頑固な父がデレデレ状態、
随分と柔らかい雰囲気になり、家族内の空気も暖かなものとなっていった。
そこで現れたのが近距離に住む父の母親(私の祖母)。
やたらと我が家に凸しては犬が嫌いだ連呼。
父と私はそんなに犬が嫌なら来るな!と祖母を追い返していた。
そして祖母はやらかしてくれた。犬の腹をかっさばいて頃しやがった。
父は大激怒、母は絶叫、私と妹妹は大号泣。物凄い修羅場となった。

          

622: おさかなくわえた名無しさん 2014/03/05(水) 14:29:38.43 ID:59e/v/mc

祖母いわく「あの犬がいつまでも子犬なのはおかしい。

8歳なのになぜ成長しないのか。

あ!もしや嫁(母)が妙な薬を打って成長を止めているのではないか。

よし、確かめよう!」と

我が家に侵入、犬をさらい、腹を開いたとのこと。

父は自分の母親だろうが構わずに通報、

祖母は御用となった。

祖母は最後まで「嫁(母)が法律に違反する薬が〜」と喚いていた。

犬がいなくなってからの父は見ていられなかった。

仕事には行ってはいたが家では連日塞ぎ込み

一気に老け込んだ。犬の葬儀のとき、初めて父の涙を見た。

          

623: おさかなくわえた名無しさん 2014/03/05(水) 14:30:10.09 ID:59e/v/mc

その後、近所では母が犬に怪しい薬を投与しているという噂が飛び交い 

引っ越すこととなった。

母も相当ストレスがきていたようで倒れて入院。

父は一気に老け込みぼけが始まった。

このとき中学生&小学生だった私たち姉妹は

不安と恐怖で修羅場どころの話ではなかった。

現在母は未婚の私たち姉妹と一緒に細々と暮らしている。

父は2年前に他界しました。

          

629: おさかなくわえた名無しさん 2014/03/05(水) 14:53:19.49 ID:BOOmya3G

>>620

わぁ…なんか目から汁がでてきた

お父さん、天国で犬と幸せに暮らしてますように

基地こわい