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423 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2009/10/11(日) 13:40:58 ID:Rs6kshVL
森蘭丸が信長の小姓として仕え始めてから暫くたったある日
諸将が集まる中信長が「障子を開け放ってきた。すぐに閉めてまいれ」と蘭丸に命じた。
蘭丸が障子を閉めに行くと障子は閉められていた。そう、信長はあえて閉まっている障子を
閉めてこいと命令することで蘭丸を試したのだ。そこで蘭丸はどうしたか。
障子を音がしないように開けると音を立てて閉めて戻ったのである。
そして信長は満足そうに「どうだ、障子は開いていたであろう?」と蘭丸に言った。
さて、その後武将達が退席して信長と二人きりになると蘭丸は
「いえ、障子は閉まっておりました」
と改めて報告した。
「しかし、先ほど障子を閉めた音がしたが、あれは聞き間違いじゃないよな」と信長。
そこで蘭丸は
「殿は皆に聞こえるように『いま障子を開け放してきた』と仰せられました。私が閉まっておりましたと
申し上げれば殿の間違いを周りの者に知らせることになります。それで、わざと開けてから
皆に聞こえるように音を立てて閉め直したのです」
信長はこの答えを聞いて大いに満足したという。
蘭丸の機転が利いたいい話。