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520 名前:人間七七四年[s忠義者age] 投稿日:2009/06/16(火) 23:29:00 ID:RGwtTNf7
西軍についた丹羽長重は、関ヶ原の戦いの結果、没落した。
これにより長重は漂白し、付き従ったのは大谷与兵衛一人であったと言う。

大谷は自分の馬に長重を乗せ、三尺手ぬぐいを切り裂いて轡を結ぶなど、懸命に世話を焼いた。
各地で落ち武者狩りが勃発したが、これをなだめすかし、あるいは夜を徹して逃げ、
ついに長重を上方へと送り届けた。

この時、長重は大谷に手を合わせて、「お前から受けた恩は決して忘れぬ。もし許され、
再び大名へと戻る事ができたなら、必ずその十分の一を与える!」
そう、約束した。

後、長重が1万石で召しだされた時、早速に大谷を呼び、千石を与えたと言う。

世の人々はこれに、「主君が上がり目の時は、誰でもそれに付き従うものだが、
落ち目を見届けた大谷与兵衛こそ真の忠義者である。」と、そのように言いそやしたそうである。