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625 名前:人間七七四年[sage] 投稿日:2015/11/12(木) 08:31:09.89 ID:SFiCjdnq
上杉謙信の元にあった人質一人を、密かに脱出させる密謀があった。
この時、家来の侍二人に口論をさせ、そのまま刺し違えさせ、検死を乞うて死骸ふたつを見せ
「今夜この死骸を番所から出す」と約束した。
そうして死骸のうち1つを密かに埋め隠し、人質になっていた者を死骸のように包み、
今一つの死骸とともに都合2つ分にして、夜に入って番所を出ようとした。
この時番兵が言った
「今日のことは全て見ていたので、疑う事も無いのだが、大事の番を仕っている以上、
念のための作法として、今一度確認してから通す。」
そこで運び役の者達は、死骸に付いていたものをいろいろ見せた。
これに番兵は納得し、最後にこう言った
「よろしい。では死骸を上から二槍ずつ突いてここから出そう。」
(武功雑記)