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私は当時、普通の女の子でした。学校での話題といえばかっこいい彼氏が欲しい、あの漫画のどのキャラが好き、なんていうごくありふれたもので、私も例に漏れずそういった話題に敏感な質でした。本当に普通の女の子でした。

援助交際というものを知ったのは、確かインターネットのアダルト広告だったと思います。ほんの軽い気持ちで登録した出会い系サイトは私の自己顕示欲や承認欲求といったものを大いに満たし、なんでもできるような気にさえさせました。当時17歳。私の処女は15万で知らないおじさんに買われました。

幸いというべきか、不幸ととるべきか、私の家はそういった場に利用される繁華街とはかけ離れた場所にあったので、おじさんと会っている時に近所の人に会うなんてことはなく、安心して春を売ることができました。

県内有数のアルバイト禁止の校則に厳しい高校に通っていた私にとって、そうやって得るお金は大変ありがたいものでした。ただ、金のまわりがよくなったせいで度々親から疑われることはありました。その都度、ゲームを売った、こっそりバイトをしたなどと得意の口八丁で躱しました。

今でこそ処女という取り戻せないものの価値がお金にかえられないとわかりますが、当時はその価値には一切気付くことなく呆気なく処女を失いました。恋人とセックスをしても、初めては見ず知らずのおじさんであったという事実が度々脳裏をよぎります。その度に罪悪感で死にそうになるのです。