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この前、電車の中で俺は久しぶりに腹がたち、初めて見ず知らずの人間を殴りたくなった。

それは幼稚園くらいの子を連れたギャルママが電車に乗り、周りには昼間という事もありあまり人がいなかった。

そして次の駅から知的障害者が数人乗車した。

その幼稚園くらいの子供が知的障害者の真似をしだし、俺はビックリした。

俺は母親(ギャルママ)が注意するのを待った。

しかし、そのバカ親っ!注意するどころか笑いながら「良くできたねぇ」って子供をほめていた。

俺は正直、人をイジメた経験はあるが、知的障害者をからかったりする事の人間だけは昔から嫌いだった。

俺はその親子に怒るべきか迷った。

でも、俺は情けない事に怒る事が出来なかった。

すると、俺の横に座っていた、ばぁちゃんがその光景を見て泣きだした。 そして、ばぁちゃんは次の駅で降りた。俺の降りる駅と同じだった。

しかし、電車を降りた、ばぁちゃんは駅から出ることはなくベンチに座りただ泣いてた。

その駅は普通電車しか止まらないので不思議に思って、俺は話かけた。

すると、そのばぁちゃんは「さっきの親子連れの会話が悲しくなった」と言う。

話を聞くと、そのばぁちゃんの孫さんは知的障害者らしく、入院しているみたいで、御見舞いの帰りだった。 知的障害者の寿命は短い人もいるみたいでそのばぁちゃんの孫さんも、かなり危険な状態らしい。

「うちの孫も元気だったら・・」と言う。 「子供どころか孫に先に死なれるほど辛いものはない!」と言った。

「でも私にとっては可愛い孫なんよ」と泣きながら言った。

「人様から見るとふびんだとか、さっきの様に小さい子供にからかわれる事がウチの孫もあったと思う。でもそんな事もわからず、ウチの孫は、さっきの障害者の子達の様に笑ってたんでしょうね」と言った。

「それでも私の中ではあの子は大切な孫で、さっきの話を聞いて自分の孫に言われているような気がして、たまらず電車をおりた」と言った。

正直、かける言葉がなかった。俺は自分自身が情けないと思った。

すると、そのばぁちゃんが言った。

「あんたは優しい人だね、心配してくれてありがとう」だって。 「健康な体で産んでくれた親に感謝しなさいよ」と言った。

俺は帰り道、俺は泣いてた。俺は優しい人間じゃないよ!あのバカ親子に怒る事も出来なかった人間!でも、ばぁちゃんから健康で産まれる幸せを教わった。ありがとう