通常表示に戻る
空白・改行を保持して表示します。横にスクロールできます。
宮台氏は「確かに松本死刑囚は社会に対する怨念を持っていた可能性があり、
それによって社会の周辺、あるいは外側に出てしまったのだと思う。
それが何と結びつくと"教祖"になってしまうのか、僕も知りたい。だが、そういうことのできる役人はいないだろう。
ただ、ネトウヨを見れば分かるように、社会に漠たる怨念を持っている人たちは今もいるし、地
下鉄サリン事件から10年後の2005年くらいから、若い人が宗教団体に入るケースはどんどん増えている。
生きづらいけど、そこに行けば仲間がいて正直になれる。演技しないでいられる。
教団幹部とは違うかもしれないが、今の若い人たちも負け組にならないように、
落ちないようにと必死で生きていて、不安があるという点では同じだ。
LINEの既読プレッシャー、キャラクターを演じ、KYにならないようにして、怯えながら生きていいる。
性愛からも退却、"意識高い系"のような演技空間の中で日常を生きるのがどれだけ楽しいのか。
この社会はクズだ、クソだと思うヤツがたくさんいても不思議ではない」と指摘。
その上で「2020年の東京オリンピックの後、日本は崩れていくと思う。
そんな時、免疫のない若い人たちが宗教に関心を持ち、
教団を回している人に神通力があると思い、この人達に従っていればなんとかなると考える。
そしてその先には組織の忖度競争があり...と考えれば、誰もがオウムのようになる可能性がある。
宇佐美さんがオウムを知っているギリギリの世代だと思うが、
やはり物心が付いていない人たちは当時のことを覚えていないので、不安も恐怖も憎悪もない。
だからこそ年長者が、昔オウム真理教というのがあって、
人々がこういう動機で入って、こういうことになってしまったと述べ伝えていくべきだ」と警鐘を鳴らした。