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英語の black(黒い)が,なぜフランス語の blanc(白い)から来ているのか?
この謎を解くために,黒,白ってどんな色なのか,考えてみたいと思います.
えっ,そんなこと,白黒はっきりしてるじゃん,なんて言わずに
まあ,聞いてください.
RGB は,赤(red),緑(green),青(blue)の光の三原色で色を表す方法です.
3つの色をすべて混ぜ合わせると白になります.
では,黒はどうやって出すか,というと
RGB のどの値も0,つまり何も色がないのが黒です.
RGB は,光の三原色ですから,何も光がないのが黒ですね.
一方,もう1つの色の表現方式, CMYK は,
藍色(Cyan),深紅色(Magenta),黄色(Yellow),黒(black)を混ぜて色を出す方法.
これは,絵の具三原色である CMY に,黒を美しく印刷するために加えたものですが,
黒は本来,CMY の三原色すべてをうまく混ぜ合わせると出るんです.
では,白は?
絵の具では,白があるのですが,CMYK では白インクなんてのは使いません.
白は,印刷する紙の色ですね.何も色を塗らなければ白です.
では,ちょっと整理しましょう.
RGB では,
すべての色があるのが白,何も色がないのが黒,
CMYK では,
何も色がないのが白,すべての色があるのが黒
2つの表現方式で,白と黒の出し方は.見事に逆転するのです.
では,ここで最初の疑問
英語のblack(黒い)が,なぜフランス語の blanc(白い)から来ているのか?
にもどりましょう.
blanc は,「色がない」が原義です.
この単語が英語に入り,black になって,
「白」から「黒」に逆転した理由-もう説明はいりませんね.
色がないのは,白なのか黒なのか?
いや,すべて色があるのと,何も色がないのは
表裏一体,コインのおもてうらの関係なのでしょう.
光の三原色 RGB をすべて混ぜると白になるなんていう知識は
昔の人にはまだなっかたでしょうが,
白と黒の共通点を直感的に感じていたのでしょうね.