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ミツヒデ 7 か月前

311、この時は恥ずかしながら関西の刑務所で服役中でした。
あの時間帯はテレビなど観られませんが所内の緊急放送で、刑務官が
「東北で大地震と大津波で甚大な被害が出ている。安否確認の手紙を発信したい者は特別に許可するので職員に申し出なさい」と流れました。
そしていつもの時間になる前に特別にテレビ視聴を許され皆んな黙って見てたのを思い出します。

東北出身の受刑者はどうする事も出来ず、心から刑務所にいる自分を責めていました。
何度も刑務所を出入りする社会のゴミの私達が、3食を食べ布団で寝てるのに、
何で真面目に生きてる人達がこんな目に遭うのか、言葉は間違いかもしれませんが理不尽すぎて可哀相で仕方ありませんでした。
誰一人として不謹慎な事を言う受刑者は居ませんでした。これは本当です。

義捐金を送りたいという願い出も刑務官より受刑者からの要望で受付が始まりました。
自分のお金がある人は何十万円と寄付してましたが、刑務作業の報奨金しか持ってない人は1カ月2千円ほどの報奨金が
貯まった分から許可された上限までを義援金に送っていました。色んな事情で千円すら使えない受刑者はとても罪悪感を感じ小さくなってました。

外国人の受刑者も同じです。
人数が多い順番に、中国、ブラジル、イラン、フィリピン、ナイジェリア他、震災の映像を見て日本人とは違った感想を言う者は居ませんでした。
宗教観の違いから大抵は神様に祈ったり人前でも大泣きしたり、
リアクションの違いはありましたが暫くの間は休憩時間や自由時間の時でも笑いは起こりませんでした。

震災から何ヶ月か過ぎて、読売新聞に「全国の刑務所から合計で6千万円以上の義援金が送られた」という記事が載りました。
私は年令の近い刑務官と一緒に記事を読むと「寄付する事で仮釈放が増えると考えての行動だ」と批判的な内容でした。
それを見て私より刑務官の方が寂しそうにしていたのを覚えてます。
裁判中でもない受刑者が寄付する事で仮釈放に何の影響もないのは自分たちが一番よく分かっています。
しかし、それが世間の見る目であるのは自業自得で、被災された人達の理不尽さに比べれば何でもありません。

このコメントで私を含めた犯罪者を擁護したり、そういう意図は毛頭ありません。恥を晒してることも分かっています。
これは、それぞれの地域で体験された震災の様子や考えを沢山の人がコメントしてる中で、
あのような場所から見た震災も1つくらいは残しておこうと思っただけです。
脚色して美化した訳ではありませんが、何らかの刑事事件の被害者が見れば不快な思いをさせたかもしれません。
その場合はお許し願います。長々と失礼しました。

被災された全ての方の御冥福をお祈り致します。