通常表示に戻る

空白・改行を保持して表示します。横にスクロールできます。

1 :小虫:2009/04/26(日) 06:26:27.51 ID:LCs3nnKa0
しちゃうよ?

スペック
俺:21男 チビガリ 偏差値50くらい
M:21男 デブ 偏差値70くらい

特注点:誕生日が一緒。家が徒歩2分。


10 :小虫:2009/04/26(日) 06:31:30.45 ID:LCs3nnKa0
思いつくままに。
こいつすげーと生まれて初めて思ったのは、確か厨房のとき。

塾の後にゲーセン行った帰りに、高校生3、4人にに絡まれたんだ。
金髪のやつがすごんでくる。すげー怖かった。
「な、全部とはいわねーからよ、財布みせろよ」とかいっちゃってる。
後ろの奴は「おいたかし、いじめんなよ」みたいににやにやしてる。

俺は速攻で財布を出したんだが、Mは違った。


12 :小虫:2009/04/26(日) 06:32:35.65 ID:LCs3nnKa0
「あんた、たかしっていうの?」

Mは突然言った。
金髪は「あ? それがおめーと何の関係があんだよ」とかいって突然切れる。沸点低い。
Mは首根っこつかまれながら、なんと突然涙を流し始めたんだ。

「あんた、俺の死んだ兄ちゃんと同じ名前だ」とか言って


16 :小虫:2009/04/26(日) 06:35:30.45 ID:LCs3nnKa0
そしたら金髪のたかしも、ほかのにーちゃんも明らかに動揺しはじめた。
俺も動揺していた。
Mにも俺にもねーちゃんしか居ないはずなのに、死んだにいちゃんがいただと?

Mはつらつら涙を流しながら続けた。
「お金はあげるよ。でも、もうほかの人に、こんなことしないでよ、お兄ちゃん」
嗚咽混じりに言うものだから、俺は不良に絡まれてることも忘れて、Mをみてた。

金髪はMから手を離し、すまん、といってそのままどっかに行ってしまった。
俺は何をいっていいかわからず立ちつくしていた。

Mはそんな俺をみて、言った。

「ああ、俺にーちゃんいないよ」


19 :小虫:2009/04/26(日) 06:37:59.15 ID:LCs3nnKa0
こいつはさらりと嘘をついてのけたのだ。
俺はこいつすげーと思った。
元々成績はかなりよかったし、ただのデブじゃねえとおもった。
頭の良いデブだ。

「お礼はいいよ。帰ろうぜ」

Mはそう言った何事もなかったかのように、歩き出した。
これが最初のエピソード。

すまん、俺もMも男なんだ。


21 :小虫:2009/04/26(日) 06:41:56.90 ID:LCs3nnKa0
何から話そう。おもいつくままにいくか。

そのちょっと後、やはりMと一緒に歩いてたら、高校生に絡まれた。

「ねーねー、さっきお金おろしてよねー、ちょっと分けてよー」ってよ。

またかよついてねー、俺は心底泣きそうになった。
俺はおろしたばかりの一万円を持っていたからだ。
俺は顔を曇らせたと思ったが、Mは違った。

「○○高校ですよね? 来年からお世話になりまーす」というなり、
高校生に頭を下げ始めたのだ。


22 :小虫:2009/04/26(日) 06:44:21.29 ID:LCs3nnKa0
「鈴木先生はお元気ですか? よくお世話になってるんですー」
とかいって、愛嬌のある顔ににこにこと笑みを浮かべながら話し続ける。

高校生たちは、鈴木? 誰?、みたいになっていたが、結局絡むことはやめて、先輩風を吹かすことにしたみたいだ。

「いや、あんまここらへんあるかねーほうがいいよ、危ないしさ」
「そうなんですか。困ったなぁ」
「まー駅までおくってやんよw」

Mはなぜか高校生たちと仲良くなってた。
Mのねらう高校の偏差値から30ほど低い彼らはMの手の平で踊らされたのだった。