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会社で残業をしていると警察から電話がきた。
驚くことに、妻が家で強盗に襲われたらしい。
わたしが慌てて妻の安否を確認すると
持っていた包丁で強盗を撃退した、表彰ものだと
電話先の警察官は興奮気味に語った。

仕事を打ち切り、妻を迎えに警察署まで行くと
わたしの姿を確認した妻は泣きながら
わたしの胸に飛び込んできた。
妻は「インターホンが鳴って
あなたかと思って玄関に出たら
いきなり襲い掛かってきたの」
とわたしの胸に顔を埋めた。
わたしは妻を抱き締めながら
怖かっただろうねと、その頭を撫でた。
そこで、案内してくれた警察官がゴホンと咳をしたので
わたしたちは咄嗟に離れたのだった。