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──購入者のターゲットは?

これまでのプリウスの購入層は、50~60歳代が多かったんです。子育てを終え、クラウン
やマークXを下取りに出して、夫婦だけでダウンサイジングした車をゆっくり楽しもうという世
代。プリウスなら自分たちも納得でき、他人から見られても恥ずかしくない、ということでしょう。

3代目は、30~40代を新たにターゲットとしました。この層は環境意識が高く、クルマ本来
の楽しさも重要視しつつ、性能、機能だっておろそかにしない。お客様のすそ野を広げようと
旧型よりも価格を抑え、5人家族でも選択肢に入れてもらえるよう、車内の広さを確保しまし
た。
決められた原価の中でも、あまりにチープにはしたくありませんでした。その工夫の一つとし
て、インストルメント・パネルの表面に葉脈をイメージした模様をつけました。

──そのほかの自慢のポイントは。

太陽光発電システム(オプション)ですね。電動開閉式のルーフに取り付けたソーラーパネ
ルで発電し、その電力で室内の換気を行う仕組みで、トヨタとして初投入した機能です。
今までは日差しが強い日は、屋根付きの駐車場に止めておきたがっていた人も、屋外に停
めたくなる。今までの固定観念を変えるシステムです。

<大塚 明彦(おおつか・あきひこ)>
1962年生まれ、大阪府豊中市出身。86年、トヨタ自動車入社。93年、スープラの2代目で
振動騒音開発を担当し、エスティマやアルファードの初代HVの製品企画の主担当員に。
04年からプリウス3代目の開発に携わってきた。趣味はドラム、釣り、料理。
愛車はアルファロメオGTV。