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ドイツのある小さな村に二人の兄弟がいたんだって。
弟は勤勉で働き者だった。しかし兄の方は毎日
酒ばかり飲んでろくに働きもしないぐうたらしていた。

せっせと働く弟は少ないながらも小銭を稼ぎ、
銀行にも少しずつではあるが貯金もたまっていったという。

一方、兄の方は酒を飲んでばかり、たまるものといったら
部屋中に積み重ねられた、酒の空き瓶ばかり。
飲んだら飲みっぱなしの兄は空き瓶を片付けることさえもしなかった。

そんななか、ドイツは戦争で歴史的敗北を喫す。そして
賠償金を払うために、国内ではひどいインフレに陥ったのだ。

ああ、なんということだろうか。弟がせっせと汗水たらして働いて得た
お金はすべて「紙くず同然の価値」しかにしかならなくなったのだ!

そのかわり、なんと兄がためこんでいたビールの空き瓶には
貴重な金属資源として高い値がつき、兄はひと財産を得たのである!。

人の人生、なにがあるかわかりません・・・・・。