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日本の人口は、1億2779万人をピークにいよいよ下り坂に入る。
今後50年の間に、首都圏の人口に相当する約4000万人の人口が喪失する。戦時中と比べても酷い。戦時中の
人口減少は140万人で総人口の2%。戦時中は、多くの人が亡くなったが生まれる人も多かった。
もっと過酷を極めるのは、人口の年齢別構成だ。 現在総人口のうち、65歳以上が23%。4人に1人が老人だ。
世界最悪の数字だ。2050年にはこの数字が40%を超える。
全人口の半分弱が年寄り、労働人口一人につき老人を一人養うことになる。一人で一人を養う時代の到来だ。
出生率の見通しは暗い。適齢期の男性の半数は未婚で、相当数が生涯未婚となる。現在の20代の生涯未婚率
は実に3割に達すると言われる。つまり、『非婚時代』は既に始まっているのだ。既婚夫婦の出生率は2人を切っている。
加えて、非婚化が進み婚姻率が壊滅的となると、人口動態は破滅的な終局へと突き進むことになる。
悪化した人口動態は財政破綻を招く事になる。社会保障費は現在22兆円。税収のおよそ半分が、社会保障費に消えている。
70年代に7兆余りだったのが、90年代以降猛烈な勢いで増えた。
2030年には58兆円、2050年には140兆円へと膨張する。つまり、人口構造の崩壊に伴い、財政は破綻する。
世界で最も人口構造が崩壊しつつある国であることに、庶民や政治家は相変わらず疎い。
人口構造の調整に失敗した日本は、「21世紀に最も衰退する国(ジャック・アタリ)」
として失敗国家の例に挙げられることになるだろう。
2008年と2050年の15歳未満人口
米 6112万→7449万
英 1072万→1308万
仏 1190万→1190万
日 1725万→*736万
加 *590万→*654万