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うちは母がテンションが妙。
幼稚というか、常に絡んでくる。
そんな母に適当に応戦する私と、無視を決め込む父という構図が日常だった。

休みの日にソファでうとうとしていた私は、母の声で目を覚ました。

「出たな、妖怪つまみ食いん!とんたん(父)は味見が大きいから許さん!」

ああ、またお玉片手に臨戦態勢なんだろう…無視されるのに。
呆れつつ聞き耳を立てていたら、信じられない言葉が聞こえた。



「うぇふぇふぇふぇ、今日も存分に食らい尽くしてやるわ!」

な、なんだとー?お父様ー?

「お父さん、本当にだめだってば」

「構わん、よこせぃ!」

「あーあー、もう…」

「…うんまっ!うんままま!んふんふんふ♪んまぁーいん♪キャー☆」

「もういいから、あっち行ってよ」

「何をぅ!?よし、もう一匙よこせぃ!全部食っちゃうもんねー!」

「このー!今日こそ退治してくれるぞ、つまみ食いんめ!!」

…ええー?なんか随分普段と違くね?('A`)
父が居間に戻ってきた時、思わず寝たふりをしてしまた。

翌日から、クールを決め込む父の背中にニヤニヤが止まらなくなった。