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412 おさかなくわえた名無しさん [sage] 2011/04/24(日) 04:21:07.68 ID:7GW7wH1L Be:
何年か前、夕方、バイト明けの帰り道のこと。
地元民の裏道的な、車の通れない路地レベルの細道の割りに、人通りの多い道を歩いてた。
道行く人の大半は買い物袋を下げた主婦で、学校帰りの中高生がちらほら。

ふと先を見ると、道を塞ぐ様に人だかりがある。
近寄って見れば、小道を挟んで左に爺さんが4、5人、右に爺さんが1人。
団体vs1人で何やら口汚く罵り合っていた。
何があったか知らないが、どうやら話し合いのレベルはとうにぶっちぎったものの、
年齢が年齢だけに殴り合いに発展するでもなく、頃すぞコラやってみろやオラなどとただただ罵り合うばかり。

413 おさかなくわえた名無しさん [sage] 2011/04/24(日) 04:32:10.99 ID:7GW7wH1L Be:
そのせいで道が塞がれてしまい、周りの人だかりは野次馬というより、
早く終わらないかなあ、という人たちの様だった。
迂回するには来た道を戻らねばならず、それも面倒くさい。

終わりそうかな、時間がかかるかな、と観察してみると、
どうやら、人垣が出来てしまったのでお互い退くに退けなくなっている、と見えた。

そこで、

「はい、ごめんなさい、ちょっと通りますよ……」

と、唖然とする爺さんと人だかりに見守られながら、対立する爺さんたちの真ん中を横切ってみた。

少し歩いて振り向くと、良いきっかけになったのか、爺さんたちは捨てセリフを吐きながら解散し、
人だかりもばらばらと歩き始めていた。

最小の労働で騒ぎを鎮められたので、ささやかながらちょっと誇らしく思えた出来事だった。