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「ニホン」より「ニッポン」か
無職 亀井 康瑛 (大阪府公野市 69歳)

アテネ五輪は好成績でこの上ない喜びを味あわせてくれた。

ところでどの国際スポーツ大会でも感じるのは「日本」の発音が「ニッポン」になること。
勝敗を競う競技には促音と半濁音のほうが威勢がよく、「ニホン」では静か過ぎるからだろうか。

下に「語」「文学」「料理」「映画」などどちらかというと文化面にかかわりのある言葉がくる場合は「ニホン」が多い。
日本国憲法も「ニホン」だろう。

なぜ気にするかと言えば、日の丸にかつての「日本軍」(ニッポングン)の進軍をつい連想するからである。
何としても勝たねばの常勝軍の残像が浮かぶ。

メダル獲得時の「ニッポンチームは・・・・・」といったアナウンスにはまさに国威発揚、どこかの島を占領した時のような響きがあった。 
     
私見が許されるのなら、運動競技の場でも「ニホン」のほうが平和的、文化的な響きがあって好きである。
でもそれはやはり、応援には不適なのだろうか。

(2004年8月21日 大阪版)