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彼が30歳位のころ、お子さんが幼稚園や小学校でいろいろ問題を起こし、
奥さんと一緒に先生や他の保護者のところに謝りに行ったりでよく会社を休まなければなりませんでした。
そのとき、彼はある同僚から、「そんな"小さい問題"で会社を休んだりしていたら出世出来ないぞ」と言われました。
その同僚にも同じ年頃の子どもがいましたが、"小さな問題"が起こっても、
奥さんに任せて、自分は仕事に没頭していたそうです。
確かに、それからの10年ぐらいは、その同僚の方が出世は早かったようです。
しかし、その同僚の子どもが10代後半になったときには、
起こす問題が大きくなりすぎて、とても奥さんだけでは対応できなくなりました。
そして、その同僚は仕事に集中できなくなり、とうとう会社も辞めてしまったそうです。
一方、小さいときにしっかり子どもと信頼関係を作って、"小さい問題"の時に芽を摘んでいたその父親は、
40代には家庭も落ち着いて、仕事に集中でき、会社の役員になったそうです。
たしかに、一日の中でもっとも時間を費やす「仕事」や「職場」が、ついつい最優先事項のように思えるかもしれません。
常に結果を問われますし、その結果は収入に反映されます。
一方、子育てはすぐには結果が出ない。「小さな問題」もすぐには致命的にはならないように思える。
でも、実はそこが落とし穴で、いずれは子どもの人生に、そして家族の将来に大きな影響を及ぼすのです。