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私は理系学部の4年生で、4月から修士に上がることが決定している。
研究室は現在と違うところに行く。すでに卒業単位も取得済み、
あとは研究室での私物の後始末や引き継ぎなどを済ませるために現ラボにきていた。
「ちょっといいかな」
とD3の人に言われ、2人だけで話をすることに。
「君に最後に伝えておきたいことがある」
最初は引き継ぎのことかと思っていたが様子がおかしい。
「君は今のままサイエンスの世界にいても失敗するだけだ」
以下がその時に話された理由。
・君は他人のことをどこか下に見ている
・人の忠告をきかない
・正体不明のプライドがある
・大学以降、人間関係がうまく行っていないのでは?
私はこの話を聞いた時に最初に思った。
あぁ、またやってしまった。と
自分には謎のプライドがある。
捨てるに捨てられない、自分が正しいと思っていることがある。根拠はない。
高校の時から成績は中の下、最悪の時は下の下まで行ったことがある。
しかしギリギリのラインで生き残り、院試も失敗した部分もあったが一応他大学の、
ある程度名の通ったラボに行くことになった。
そのような状況になっても自分のプライドが捨てられない、
(自分の思う)相手の非を見つけると嬉々としてついてしまう私がいる。
注意されたことは何回もある。親にも、それ以外の人にも。
相手のことを考えて行動しろ
それを言われたらお前はどう感じるか?
何も考えなく、口が先に動いてしまう自分がいること、
その自分がいることを忘れている自分がいること。
頭と身体の乖離がひどい。
原因は自分が傷つきたくないから、メンタルが本当に弱い自分を隠したいからだと思っている。
メンタル解決策がないのでそのままズルズルと、1年間の研究室生活に持ち込んでしまった。
学部4年とはいえど1日のほとんどを研究室で過ごしてきたが、振り返ると何もしていない。
自分の中では何もしていないつもりではないが、改めて薄っぺらの卒論を見てもデータは失敗の山積み。
「君は僕と、先輩の言うことを2度も無視した」
たしかにそうだ。プログレスレポートのときに注意されたことを実験で何一つやっていなかった。
忘れていたのだ。正確には、聞いていなかった。
「このまま別のラボに行っても同じ事を繰り返すだけだ」
「俺は陰口は性に合わないから直接言っている」
「君の噂は耳にするが、良いことはほとんど無い。原因はそのプライドだ」
「能力以上のプライドなんぞ捨てろ」
またやってしまった。1年間失礼なことをしてしまった。
「お前がどう変わろうと俺は知らないが、サイエンスでは生きていけないだろうし、それはお前の勝手だから」
どうすれば治るのか。解決策を考えて今PCに向かっている。