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新人さんが上司にこっぴどく怒られたあとには、きまって横から先輩がやってきて
「大変だったね、でも怒られているうちが花だよ。歳を取ると怒られもしなくなるからねー」
とアドバイスしてくる現象が発生することはご存知かと思います。
若いうちは、
「怒られているうちが花……そんなブタクサみたいな悪趣味な花なんていらないよ!」
と思ってしまうものですが、冷静になって周囲を見渡してみると、たしかに
「問題行動が多いが、歳を重ねてしまっているがゆえに、誰にも注意されず、静かに悪評が広まって微妙に干されかけている」
という先輩がいたりもして、「怒られているうちが花」理論が真実であることに気づき、
そして、いつしか自分も怒られなくなっていくのです。
この話を他人事だと思っている人は、ひそかにダメ出しをされていても気づけません。
会議の遅刻について考えてみればわかりやすいです。
そこそこの年次の人が会議の時間に遅れても、注意されることはあまりありません。
「ごめんごめん、遅れちゃって……」と言えば、
同席している人たちは必ず「いえいえ、大丈夫です」と返します。
しかし、彼らは心から「いえいえ、大丈夫です」と思っているのではありません。
「時間を守るのは社会人の基本だろう。いい歳してそんなこともできないなんて大丈夫なの?」
と思っているのですが、
いい歳をした大人に、「早く来てください」と言うのはメンツを潰してしまうことになるし、
若者にとっては、目上の人に注意するのは気まずいと感じてしまうから、そう言っているにすぎないのです。
残念なことに、鈍感な人は、そこで本当に「許されている」と思ってしまい、
遅刻の常習犯になってしまうのです。