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俺が厨房だったときにクラスにひとり知的障害を持ったやつがいた。名前はSにしとく。
Sは授業中よく歩き回る。よく独り言をいう。
なんかうちのクラスは先生も含めてSをやたら擁護してたから,授業中歩き回るSに何も言わなかったし,騒いでもすげぇ優しくしてた。
俺はそういうのあんまりきにしなかった。
でもKという男子はSを擁護もしなくて,歩き回るSに「迷惑だから座れ」とか「うるさいから静かにしろ」とか言ってた。
そのたびSはしぶしぶ従ってた。
ある日俺とKで話してるときクラスの女子がきて,「もっとSに優しくしてあげなよ。あのこが可哀想だよ」みたいなことをいった。
俺も内心すこしそれは思ってたんだよね。
したらKがさ。
「『知的障害者を差別するな』とかゆうひといるじゃん。
じゃあさ,差別ってなに?
知的障害者は汚ならしい,きもちわるい,変な事を考えてる,何をするかわからない
こう考えるのは誰だって差別ってわかるじゃん。こう考えてる人を見て腹立たしいと思うのは普通だよな。
でも,『知的障害者の人を可哀想だと思う』『知的障害者には特別優しくする』
これも差別じゃね-の?
俺が障害者だったら,そんなこと思って欲しくもない。障害を持って生まれた事をハンデとして生きて行きたくない。そう思わね?
だから俺は障害を持った人にも普通に接するし,『普通に接するようにしよう』と意識したこともない。
障害者を障害者として見るなよ。俺にとってSは普通の友達だよ。」
て言ったんだよ。その時こいつどんだけ大人なんだよってめっちゃ感動した。なんもかんがえてないようで1番考えてるじゃんってまじで思った。
女子が帰った後おれらも帰ろうとしたら急にSがでてきてさ
おれらめっちゃびっくりして困ってたら
「Kちゃん,ありがと」って。
Kは恥ずかしがりながら「なんだよ,聞いてたのか」って言ってた。
それをみておれほんとにKはすげぇなって思った。