6 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 13:37:49.71 ID:8KGC9/RY0
椎名誠が書くとメロスは途中でラーメン屋に寄ってビールを飲む
68 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:41:06.79 ID:e3KGEEHd0
>>6
もうやだやだやだもうやだやだやだと駄々をこねながら走っていると
ナントナント、こんなところにラーメン屋があるではないか。
メロスは歓喜し、あぢあぢどたどたおがーちゃーんと叫ぶがごとく勢いでその店の暖簾をくぐったのであった。
9 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 13:39:40.24 ID:A032hIpp0
メロスはあのただ残虐な王に怒りながら走った/山田悠介
21 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 13:53:40.99 ID:eiAXp8Qn0
>>9いただき
メロスは怒り狂って激怒した。
必ずかの邪知暴虐の王を倒さねばならぬと、レンガよりも固く心に決めて決意した。
そこでメロスは言った。
「私は必ずやかの邪知暴虐の王を倒さねばならぬと思う」
42 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:08:45.76 ID:eiAXp8Qn0
久保帯人の場合
セリヌンティウス「いつから親友を裏切ったのが自分だけだと錯覚していた?」
メロス「何……だと……」
セ「メロス、私を殴れ。同じくらい音高くな」
メロス「はっ、わかったぜ……。いくぞ、歯ぁ食いしばれ!」
ド ン
15. Slap me, if you call me Buddy
30 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:01:22.79 ID:xTF+md4b0
余談ではあるが古代ギリシャの道路は、よく整備されているとは到底言えないものであった。
それはひととおり草木を刈っただけの簡単なものであり、雨がふればぬかるみ、やがて土は流れるといった有り様だったようだ。
みたいなのが司馬僚太郎だと
ちょくちょく入る
34 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:02:47.08 ID:iX13EWUa0
漫画太郎
メロスが最初に王様の首はねて殺してる
36 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:03:43.62 ID:8KGC9/RY0
池波正太郎が書くと結婚式はもちろん、メロスが走っている土地の料理がいちいち仔細に描写される
35 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 : 2012/03/19(月) 14:02:50.78 ID:lC9FFQUa0
荒木が描くと?
37 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:04:49.69 ID:bjsx1KLN0
>>35
メロス「DIOニソスゥゥゥゥッ!!」
王「WRYYYY!!」
38 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:05:43.78 ID:sj6VXepQ0
我が友にして身代わりでありセリヌンティウスであったその肉の塊の横にはおぞましく巨大なクモがはいまわっていた。
暴君ディオニス王の外皮がそのクモの脚にまとわりついているのを見てわたしは吐き気を催した。
/スティーヴン・キング
39 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:07:11.26 ID:K3XvBMCm0
夢野久作
セリヌンティウス兄
メロス
小生ははアノ王様を見た時「コンナ、コンナむごい王様があっていいものか」と思ったのであります。
44 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 : 2012/03/19(月) 14:09:39.71 ID:lC9FFQUa0
メロスは激怒した。
ではディオニソスが行った政治とはいったいどういったものだったのか。
フリップでご説明しましょう。
/池上彰
47 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:12:33.95 ID:Xd4hmlcK0
原田宗典
「メロス、君は、まっぱだかじゃないか。早くそのマントを着るがいい。
この可愛い娘さんは、メロスの裸体を、皆に見られるのが、たまらなく口惜しいのだ。
ほら、犬さんも猫さんも笑っているよ。お日さまも笑っているよ。」
「どひゃー!これじゃ丸見えじゃないか!」
僕の股間は露になり、道行くお姉さんに汚い物、まるでウンチョスを見るような目で見られてしまう!
50 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:14:21.84 ID:YlbeFmdJ0
伊坂幸太郎
メロスは激怒した。
私がそう言うと、聞いた相手は大抵、嫌な顔をする。
気取った言い回しだと非難してきたり、奇をてらった比喩だと勘違いをする。
そうでなければ「メロスは突然激怒するものなんかじゃないよ」と
哀れみの目で、教えてくれたりする。
メロスは、村の牧人の名前だ。
54 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:19:00.97 ID:Tqj4xxL40
息が切れる程走ったのなんて、いつ以来だろう。
ああ、今なら佳代子にも素直になれるかもな。
心地よく耳を撫でる風を感じながら、そんな場違いなことを考えていた。
/奥田秀郎
62 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 14:34:29.27 ID:YlbeFmdJ0
萌え四コマ
一コマ目
メロス「身代わりになって!」
セリヌンティウス「うん…わかった」
二コマ目
メロス「ありがとう…セリヌンティウス!」
セリヌンティウス「必ず戻ってくるよね?」
三コマ目
メロス「…」
セリヌンティウス「…」
四コマ目
メロス「うん」
セリヌンティウス「今の間は何だ」
101 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 15:49:42.83 ID:6WbAV8giO
by板垣恵介
後にこの時の様子をセリウンディヌス氏(38)は語る
『いやぁ、それはもう凄かった。机をグシャァッッと握り潰しててね。これが本当の“怒り"なんだなって… 人間という生物が全力で行う“怒り"という行為なんだなって…』
『……えっ?机の様子?そりゃもう粉々ですよ、粉々。あの固い机が、まるで真夏日のアイスクリームのようにボロボロとね…』
108 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 16:20:46.16 ID:S07LKoQ40
メロスは激怒し、その内に秘めたる憤怒と快楽との狭間に林立するエロスを解放した。
走るメロスの肉体は或いは観念上での意味を失っていたが、大地と呼応するその両脚から伝導する感覚に彼の性的ペーソスは高揚した。
三島由紀夫
112 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 16:33:31.55 ID:pvTumnJU0
ディオニス「ええい、お前を死刑にする事にしたぞ」
メロス「やや、これは妙な事になったぞ」
星新一
123 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: 2012/03/19(月) 17:22:24.45 ID:LTGiQDn4O
・京極夏彦
「――それで、一体どうして僕が君の尻拭いをしなけりゃならないんだね」
激昂するメロスを前に、セリヌンティウスは静かに云った。
「ふはははは! 何を分かりきったことを言っているんだ。僕は神だ、生けとし生けるものは皆ひとしく僕の下僕なのだ! その主たる僕の尻を拭えるのだ、光栄に思うといい」
「おいおい、誰がいつ君の下僕になったんだい」
セリヌンティウスは元来の仏頂面をますますしかめ、ハデスが苦虫を噛み潰したような形相を浮かべている。
「いいかい、こんなことになったのも全て、君の身から出た錆じゃないか。義憤心をたぎらせるのは多いに結構だがね、そのツケを僕が負う道理はないだろう。いかに彼の王が邪智暴虐であろうとも……」
「そのとウりッ!」
憮然とした表情で話すセリヌンティウスの言葉を、メロスの素っ頓狂な叫びが遮る。
「神たる僕をさしおいて王だのなんだのと、何を言っているんだあの馬鹿オロカは」
「あんたは少しは人の話を聞けよ」
セリヌンティウスは呆れ顔でため息をつくと、葡萄酒を一口すすった。かん――と丘の上の鐘が鳴った。
コメント一覧
まあたしかに他の作家ならツッコミ的意味で寄り道入れたくもなるだろう
メロスは命が助かるのに何故セリヌンティウスを助けに命懸けで走ったのか。
裏切り、裏切られが当たり前の男の世界では、これがあり得ないことは読者も薄々感じていたことだろう。
そう、彼女達は女性だったのだ。互いの命をかけて女性同士の友情を描いた作品を太宰は描いたのだ。男が書いたにしてはまずまずの出来と言っていいだろう。
しかし、当時の風潮では女性の美しい心を描いた作品は受け入れられず、やむなくメロスとセリヌンティウスは男とされてしまった。この作品にえもいわれぬ違和感を感じるのはこのためである。
この事を苦にして、太宰は自殺してしまった。唾棄すべき男社会が、珍しく優秀な男を殺してしまった好例である。
/那智 文江
他愛のない世間話にもならないくらいどうでもいい物語だが、
それでも俺がいつまで邪智暴虐(じゃちぼうぎゃく)の王を信じていたかと言うと確信を持って言えるが、最初から信じてなどいなかった。
村に現れる羊は全員笛に反応する動物だと知っていたし、
邪悪が王に貢キスをしている所を目撃した訳でもないのに、邪悪の存在を疑っていた、人一倍にそれに敏感な俺なのだが、
はてさて、父や母や女房や、それらと戦うメロスが、 この世に存在しないのだということに気づいたのはそうとう後になってからだった 。
いや、本当は気付いていたのだろう 。 ただ気付きたくなかっただけなのだ 。
俺は心の底から、十六の内気な妹の花婿が目の前にふらりと出て来てくれることを望んでいたのだ。
やれやれ、俺はそれゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。
谷川流
ヌリセンチウス「氏ね」
能力バトルになりそうだけど。
文学好き結構いるのな。まぁ他のも混じってるがw
「お前の幻想をぶち壊す!」って言っとけば、とりあえず鎌池和馬になる。
榎木津メロスと中禅寺セリヌンティウスでワラタ
このメロスに身代わりにされるなら関口の方がお似合いだが
文才だけなら2ちゃんねらーの7割が勝ってるわ。
清水義範がすでにやりつくした分野だから
俺人名覚えるの苦手だから椎名誠?誰?状態だったのに
読んだ瞬間「あ、あの人か」と思い出せたくらい上手い
本当すごいよ、みんな。
彼はやれやれと首を振ると
「いいだろう、俺は親友であるお前のために理由も聞かず身代わりになってやろう」
僕と彼は