616 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2007/02/09(金) 17:10:23 ID:Ary1e9X/
まだ雑誌などにペンパル(文通相手)募集などのコーナーが載っていた頃。私は中学2年から3歳年上の女性と文通をしてました。
最初は日々のどうでもよいようなことを書いてましたが、
3年になってからは受験の事、家庭の事などで悩むことが多く
手紙が愚痴や不満の捌け口みたいになることも多くなってきました。
相談にのってくれた彼女を罵倒するような言葉を書いたこともあります。
(何も知らないくせに勝手なことを言うな!・・・みたいな事です。)
一時は手紙を書くことも面倒になり暫く出しませんでした。
しかし、彼女はどんな時でも優しく暖かく力強い言葉で私を慰め、力づけてくれました。
おかげで私も少しづつ落ち着き、無事高校にも合格でしたのです。
そして私が「これから高校生活を満喫します!」などというような事を書いてから
暫くたってから届いたのは彼女のお母さんからの手紙でした。
彼女が亡くなったという・・・。
ずっと闘病生活を送っており、私との文通が数少ない楽しみだったこと、
学校に通えない自分の分まで私に頑張って欲しいと思っていたこと、
自分にもしもなにかあっても私の高校受験が終わるまで私には黙って欲しい
と言っていた事などが書き添えられていました。
何も分かっていなかったのは私でした・・・。
人として大事なことをたくさん教えてくれて、「さよなら」も言わせないでいってしまった女性のお話でした。
コメント一覧
だから創作ということにしておこう
こんな悲しい話が現実であってほしくない
爆風スランプかよ。懐かしいな。
ちなみにあれは武道館のこと