コピペ運動会

ブラジャーの基本構造はカップと、それを下から支える部分からなっており、
紐はカップの上部から伸びて肩を横切り、背中側で再び本体に合流する
ブラジャー本体は胸の下の部分で胴体を一周して下からカップを支えるのであるが、
紐は肩からカップを吊り下げる形で上からカップを支える役目を果たすことが
期待されていると考えられる。理論上は。しかし実際には、
着用者の体型によってブラジャーの紐がその機能を発揮しないことはおろか
着用者の不便を招くことがある

乳房が小ぶりである場合、乳房自身の重みでカップがずり下がることはあまりない
下部の締め付けが余程緩いスポーツブラでもない限りは、
紐で上から引っ張らなくてもブラジャーが下に落ちてくることはないのである
ある程度の補正機能がついている場合は尚更だ
そして、乳房上部から肩に掛けての肉付きが薄い人間の場合、
紐で上から引っ張ろうとカップ上部は浮くのである
このとき、紐は理論上期待された機能を何ら果たしていない
紐がなければカップがべろんと前に飛び出す・倒れるような構造ならば
まだしも紐の存在意義を感じられようが、
AやBでそんな間抜けな事態を招来するような惰弱なカップならば
古人よろしく晒しでも巻いておいた方がましということになろう

そして更に、落ちてくるのである。そもそもあまり意味のない紐であるが、
無理に役目を持たせようとして長さを短くすると肩に食い込んで痛い
（しかもカップの浮きはあまり改善されない）ので、そうならない長さに調節する
そうすると、元々上に引っ張る役割を果たしていないため紐には横方向へ滑る余裕ができ、
肩から腕の方へと落ちてくるのである。特に撫で肩でなくても、
紐に余裕があるというだけで落ちてくる

大変不愉快である


ちなみに紐を付け替えて背中で交差させることのできるタイプならば、
斯様な苛立ちを感じなくて済む
しかし、「落ちてくる」というマイナスが解消されるだけで、
特に紐の恩恵を受けられる訳ではない
而して、私は紐の存在意義を見出すことができないのである
その理由が主に装着者の体型に起因するということが分かるだけに
（たとい心の中であっても）製造開発者を糾弾する訳にも行かず、
こうして愚痴をこぼすばかりである

本来ならばこの手の愚痴、そしてこの手の話題は
家族とでも話し合うべきものなのだと思うのだが、
生憎と私には同様の愚痴で盛り上がることのできる家族がいない
年頃の女性の家族がいないのではない
いるけれど、皆、私と異なって肉付きが良いのである
（この言い方は多分に自己擁護的であることを私は告白する）


今日一日、ずり落ちるブラ紐に悩まされ続けた。うわーいばーかばーか！