コピペ運動会

クラスの可愛い子トップ２の綺麗な感じのほうの女子に
「好きです。返事が欲しいので三日後、校舎と旧体育館の渡り廊下で待ってます」って手紙もらって
ワクワクしながらいってみたら手紙くれた娘含めて女子5人、男子3人のリーダー格グループが、笑いを堪えながらのお出迎え。
告白されると思った？冗談だよ、罰ゲームで告ったみたいなこと言われた。
クラスでダントツに可愛かったし、好きだっていわれることに免疫がなかったので逆にこっちが一目惚れしてた。
返事をするまでの三日間ずっとその娘のこと考えて、その子がバドミントン部だってこともはじめて知った。
三日の間にその娘とアドレスを交換した。クールな男がかっこいいと思ってたから、受け答えもすべて硬派な感じにした。
後で思えば、その子含めたリーダー格グループは裏で爆笑してたんだと思う。ネタ提供のためにやったんだろう。
明日告白の返事をするんだって思いながらこっそりその子が部活中の体育館を覗いたら、
スポーツが似合うかっこいい女の子だとわかった。バドミントンがあんなハードってこともあの時知った。
ラブレターは冗談だ、って言われた時も、情けなくてプライドがすごく傷ついたけど、憎いのは周りの奴らで、
その娘は大好きだったから、
「あなたのことが大好きでした。付き合ってください。とってもかっこよくて憧れます」
って言ったら、周りもその子も全員で爆笑してた。
そいつらが去り際に「ストーカーとか無言電話されるからアドレス消しといたほうがよくね？」って言い出して。
俺の携帯の電話帳からその子のアドレスと電話番号を消した。
あと俺の目の前で、その女の子も自分の携帯から俺に見えるように俺のアドレスを消した。周りの奴ら、また大爆笑。
その後一週間位してその子が俺のアドレスを聞いてきた。また笑われるのがいやで渋ったけど、
相手がなんだか有無を言わせない感じで赤外線通信の準備してて、流されるように俺も送信の準備をした。
でもなんだかうまく通信ができなくて何回もやり直しした。途中で「なんで？」って感じの顔をしてて、正直可愛かった。
その後何度かメール交換した。「クラスのほかの人には言わないで」って言われてた。
ネタにされてないんだって言う安心と、やっぱ俺とメールしてるのばれるのが嫌なのかっていう劣等感があった。
デートとかに何回か誘ってくれて、すごく場慣れしてる感じで、正直つりあわない男だって常々思ってる。
付き合うときは、何度も罰ゲームで告白したことを謝ってくれて、この告白は罰ゲームじゃないって保証してくれた。
高校はたまたま同じところで、大学は近いところ選んだ。
デートとかしても、俺に合わせてくれるのはうれしいけど、やっぱり劣等感でいっぱいになる。