コピペ運動会

プロローグ
申込締切は6月11日（月）であった。
飯田と前田の2人は2006年にも「飯田圭織・前田有紀の"大人の納涼祭"日帰りバス旅行
（行き先はさがみ湖ピクニックランド＝現・さがみ湖リゾートプレジャーフォレスト
＠神奈川県相模原市相模湖町）」を行っており、「昼飯がウインナー1本だけだった」などの
情報が流れて話題となっていたが、2007年のバスツアーが伝説に残るものになるとは
誰が予想できたであろうか。


衝撃の報道発表
2007年7月6日（金）の夕方、テレビやインターネットのニュース、はたまた狼を見た
飯田ヲタは翌日のバスツアーを楽しみにする気持ちが一転、絶望のどん底に落とされることとなった。
そう、「飯田圭織：元バンドメンバーと結婚 妊娠も」のニュースが流れたのである。



ツアー当日

集合
バスツアーの前日の夕方にデキ婚を発表するという前代未聞の事態を飯田ヲタが
簡単に受け入れることが出来るはずもなく、バスツアーに参加した飯田ヲタにはまともに眠れぬまま
集合場所に向かった者も少なくなかったという。
しかし19,000円（税込）という参加費もあってか当日キャンセルは思ったより多くなく、予定通りに出発。
どこに行くかお楽しみのツアーだったが、出発後1分でバスガイドが目的地を千葉県野田市の清水公園とばらす。
その際添乗員から飯田の結婚も報告された。


車内の様子
マジヲタの多い1号車は沈黙、お通夜のような雰囲気となった一方、DDの多い3号車は祝福の拍手が
起こるなど対照的だったという。
これは参加申し込み順に席が割り振られていったため1号車は早々に申し込んだマジヲタが多くなり、
3号車は飯田ヲタに誘われるなどして直前に申し込んだDDが多くなったという説がある。


飯田の振る舞い
目的地に到着後一般人に見られながらヲタたちと飯田、前田が対面、飯田はヲタから祝福されて号泣。
その後はポラロイド写真撮影。
熱烈な飯田ヲタで知られる固定皇子が出来立てのポラ写をうｐ、顔を晒したが飯田は明らかに足を
皇子から遠ざけるような体勢をとっていた。



昼食
そして問題の昼食へ。
キッコーマンの烏龍茶や皿に1本だけ乗せられたソーセージ、
「7～8人」と書かれた紙が添えられたバナナ切り落としの写真がうｐされるたびにバスツアーの
実況スレの盛り上がりは加速していった。
なおこの昼食ではビールが1本500円だったが、昼食が終わった直後にヲタたちは巨大迷路に
投げ出されることになる。

ステージ
ミニライブのステージは紅白幕をバックにしたあまりにも質素で粗末なものだった。
笹には飯田が「みんながいつでも笑顔でいますように。」と書いた短冊が吊るされていた。
最後の握手会も終わってすべてのイベントを終了し、ヲタを乗せたバスは飯田と前田の周りをまわった後、
東京への帰路についた。



解散して帰宅の電車に一人で乗った途端に嗚咽してしまった
他の乗客の視線を意識してみっともないとは思ったが涙も泣き声も止まらない
席から立ち上がる気力もなく家の最寄り駅を大分過ぎてから漸く下車した
今だに家に帰る気持ちにはなれずホームのベンチにへたり込んでいる
こんな惨めで虚しくて情けない気持ちになったのは生まれて初めてだ
電車が入線してくる度いっそホームに飛び込もうかとも思ってしまう
帰りのバスの車内では十年間応援し続けてきた人間に対して
最後にこの仕打ちは酷過ぎるとも憤ってもいたが今はどうでも良い
本当にもう何もかもどうでも良い


夜短冊を飾ってたら
ガイドが「七夕は一年に一度織姫様と彦星が会える日なんです」
とかいってさ、ファンの皆さんも飯田さんに会えて良かったですね、なんて言うんだよ


そしたら誰かが急にちいさいこえで「彦星様見つかってよかったねカオリン」なんて言って
みんながざわざわしてから口々におめでとうを言い始めた
俺はそんなこと言えるわけないから下向いて唾飲んでたんだ


どんなバカヤロウがそんな偽善ぬかしてるのかと隣みたらさ
おめでとうとかいってるオッサンがみんな泣いてた
俺も泣いた