コピペ運動会

先日、TVを見ながら放屁をしようとしましてね
私の心の掟に「公の場、食事中以外での放屁は全力で。シークレットブーなど愚の骨頂」というものがありまして、妻の前であるにもかかわらず、いえ、妻の前だからこそ全力で行くのが礼儀と思ったんですよ。

あまり胸を張れたことじゃないんですけど、恥ずかしながら夫婦そろってプリキュアにハートキャッチされましてね。
その時も「ココロパフューム！行くです〜！」とハートキャッチのあの淫獣よろしくプリキュア大爆発した訳ですよ。
ええ、全力でした。放屁には、いえ、ココロパフューム（以下、KP）には多少ながら覚えがありまして、高校の頃は大型新人とまで言われ、それなりに期待されたものです。
え？プロにはならなかったのかって？へへっ…ハリキリ過ぎちゃいましてね。尻を壊しちゃったんですよ。
後悔をしてないと言ったら嘘になります。でもこれでよかったんだと思うことにしてるんですよ。
尻を壊したおかげで、こうして妻とささやかながら「月影先輩の貧乏描写が変にリアルでへこむね」とか「FF13を一本道とか言って馬鹿にしてるけど、俺カリビアン・ドットコム派だから」とか、他愛ない話で笑って暮らせるんですから…。

おっと、話の途中でしたね。そう、プリキュア大爆発。まさにアレはエクスプロージョンでした。
ちょっとばかり不安もあったんですよ。すこし、ほんの少しだったんですけどね、お腹が痛かったんです。
でもその時は、いける、この程度ならしのげる。そう思ったんです。
いつもだったらブブゼラのように高らかにのびのびとした音を奏でるんですけどね、その日は違った。
まず「ミチ」と、肛門が鳴いたんです。

すぐに私は「あ、マズイ。コレは空砲じゃない。実弾だ」って思ったんですけど、勢いのついたKPってのはなかなかどうして寸止めなんて出来るもんじゃないんですよ。
それにね、今回のは様子が違った。「ミチ」からバーストまでの時間が短すぎたんですよ。奴ら心の種も狙ってたんでしょうね。私の油断を、虎視眈々と。
もちろん傲りもあったと思いますよ。やはり高校時代から何度か「実弾だ」ってのは経験してますから、その経験から「ミチ」と来たら、すぐさまケツ間をキュッと締めて、パンツまで被害が行かないように食い止める
”忍法・パンツだけは汚さないの術”　を会得してましたからね。恥ずかしい話ですが、自分でも気付かないうちに術に溺れて、使われてたんでしょうな。

「ビブリバブリベビリ」　ええ、ブブゼラどころかスキャットマン・ジョンでした。というか、スカットロマン・ジョンと言った方が近いのかも知れません。
慌てて忍法を施すも、時はすでに遅しってやつです。急いでトイレに駆け込みましたよ。恥も外聞も無くね。
心の種に完全にやられた形ですよ。慟哭って、いうんですか？「ウ、オヲオオウ。。。」って、年甲斐もなく嗚咽混じりに泣きましたよ。

便所の外から妻の叫びが聞こえました。「くさい！くさい！おならのニオイじゃない！」ってね。
怒りとも悲しみとも、そのどちらとも取れる。あるいは両方なのかも知れません。
便所で妻の叫びを聞きながら、私は「紐切り食らった刃牙みてえなこと言ってらあ…」って呟いたんです。

パンツを始末して、風呂場で尻を洗ってるとね、妻が言うんですよ
「テメエどんだけオープンマイハートなんだよ！ちったあ閉めろよ！このキュアスカトロ野郎！」ってね。
…もう夫としての威厳もクソもありゃしませんよ。今さっき漏らしちまいましたからね。っへへへ…。


あとねえ、夏だからって、パンイチってライフスタイルは良くないよ。何故かって？　
そうだなあ、あんまり言うとアレだから、ヒント、ヒントだけな。……ヒント。スプレッドボム。