コピペ運動会

元カノと俺は高校の同級生。
男7：女3くらいの男女比率の学校で、歴史が古いせいか旧体制って感じの学校だった。
女子は地味めの子が多く、中でも元カノは地味だった。

付き合い始めたきっかけは、いわゆる罰ゲーム告白ってやつで
修学旅行でUNOでボロ負けした俺は
クラスの中でも一番地味でみんなに「あれはないだろー」と言われてた元カノに
告白する羽目になった。

でも元カノは顔を赤らめてＯＫしてくれ
その顔を見たら「嘘だよ～～ん、そんなわけねーだろ、ブス」とは言えず
（罰ゲームの決まりでは言うはずだった）
そのまま彼女とつきあうことになった。

付き合い始めてわかったことだが彼女はほんといい子だった。
地味って言っても別にデブでもブスでもないし
ただ髪型とか持ち物が現代のセンスからちょっと離れてるってだけで
優しいいい子だった。

ちなみにセンスがおかしいのは親が厳しいからだったみたい。
髪はワカメちゃんまでいかないけど、それを伸ばしたようなカッパ頭で
カバンも小学生の頃から使ってるのをそのまま…みたいな感じ。
学校じゃ浮いてたけど、一対一で話すぶんには
超のつく清楚系だった。

でも学校のやつらには付き合ってることは内緒にしていた。
やつらには告白ごっこしたあとすぐ「嘘だよ、ブス」って種明かししたことになってた。

その後卒業し、進学したあとも付き合いつづけた。
俺の親とかにも会わせてたし
あー就職できたらこのまま彼女と結婚するんかなーとか思ってた。

そして成人式がやってきた。
ひさびさに会った地元のやつらと二次会したんだが、
俺は元同級生らに、彼女と付き合ってることを内緒にしてたことを
そのときはっと思いだした。

当然俺の横に座ろうとする彼女。
でも微妙に避ける俺。不思議そうな彼女…。気まずい俺。
というぎくしゃく感を嗅ぎ取ったのか
当時俺に罰ゲームを課したＡというやつがでかい声で
「なんだおまえ、まだＢ（元カノの名）に付きまとわれてんのか」
と言った。
そして罰ゲーム告白の件を大声でばらし始めた。

小さくなる俺。無表情な彼女。
女はＡと一緒になって笑ってるやつ三割、引いてるやつ七割くらいだった。
気が付いたら引いてる七割と一緒に彼女は店からいなくなってた。

その後、彼女とは二度と会えなかった。
彼女は携帯持ってなくてＰＣしかないからいつもＰＣにメールしてたんだが
いっさい返事がなかった。
電話は彼女の親か姉が出て、取り次いでくれなくなった。

やきもち焼かせたら振り向いてくれるかな？なんて思って
他の女との2ショット画像を添付してメールしたけど
やっぱり返事がなくて
しばらくしたらメールも宛先不明で戻ってくるようになった。


風の噂で彼女が男と歩いてるのを見たという情報が入ってきたのでヤケクソで書きこみ。
確かに始まりは俺が悪かったけど
彼女の俺への気持ちってその程度のものだったのかなって…
女ってわからんね。

まあ叩かれるのはわかってたよ
好きに言ってくれ
どうせこの時間帯は女しかいないだろうし